みんなの離婚体験記

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夫婦喧嘩の度に離婚をほのめかす女性ほどその覚悟がない

結婚が決まった時には、見るからに幸せいっぱいの表情でその報告をしてくれた男友達U。もともと恋愛には疎い不器用な男性だったので、報告を受けた私たちは口々に「よかったね!」と彼を祝福しました。

 

 

 

よほど結婚が嬉しかったのか、豪華な結婚式と披露宴を計画して、男性にしては珍しく、花嫁と一緒になって一所懸命、式の打ち合わせや前準備をしていたようです。

 

 

 

仕事が忙しくて恋愛もままならない状態だったのにいざとなるとここまでマメな男性だったのか!と、周囲も大変驚いたものでした。

 

 

 

ところが新婚生活も3か月ほど経った頃、仲間内の飲み会に参加したUは、心なしか元気がなさそうでした。「新婚生活はどうなの?」と誰かが冷やかし半分にUに声を掛けると、彼は深いため息をつきました。

 

 

 

どうしたのか?と思いきや、U曰く、毎日夫婦喧嘩が絶えないとのことでした。「結婚したばかりの新婚生活は、人生の中で最も幸せな時間を過ごせるのだと思っていた。」と彼は言いました。

 

 

 

ところが現実は、喧嘩の度に奥さんの口から離婚を匂わせるような言葉が飛び出したそうです。そうなると、どうにか離婚を避けたい彼はどんなに自分が間違っていなくても頭を下げて謝り、彼女のご機嫌をとるしかないのだそうです。喧嘩の原因は、本当に些細なことでしたので、なぜ彼女がそこまで深刻に受け留めて大騒ぎするのか、彼にはまったく理解出来なかったそうです。

 

 

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新婚早々、夫婦喧嘩になるのは、世間的にも実はよくあることなのではないかと思います。その都度、「離婚だ!離婚だ!」と口走るのは少々大人げないですが、それだけ奥さんも結婚生活に不安を感じているから離婚をほのめかしてでも彼を思い通りに操りたいのでしょう。

 

 

 

でも彼としては、喧嘩の度に離婚といわれることに嫌気がさしてしまったようです。「子供が生まれてからも喧嘩の度に離婚と言われるのではないか?」という不安があって、こんなに気が合わないのでれば、子供が生まれる前に離婚したほうが良いのではないかと思うようになったそうです。

 

 

 

そこでとうとうある日、奥さんに向かって自分の気持ちを伝えたそうです。「まさか本気で離婚を考えるなんて・・・」と奥さんは涙ながらに彼を引き留めましたが彼の心はもう固まっていたそうです。

 

 

 

その後、彼は別居を開始、長い時間をかけて奥さんを説得し、半年後に正式に離婚しました。簡単に離婚を口にする女性ほど、その覚悟が出来ておらず、いざとなるとなかなか離婚に応じてくれないというのが彼の実感のようでした。